安全確保には教育が何より重要です
高所作業はいわゆる鳶の世界であり、職人の粋をみせるような部分もありました。
そのため安全帯などに頼らないという気風も若干見受けられます。
しかしこのような行き過ぎはしばしば重大な事故を引き起こす原因ともなってきました。
厚生労働省が打ち出した高所作業の墜落防止に関する施策の中には安全性の高い国際標準のフルハーネス型安全帯を原則とする事とともに、安全帯使用従事者への特別教育も盛り込まれました。
これまで発生した墜落事故では安全帯を使用していなかった者が多く、この特別教育には技術的な問題はもちろん、安全を軽視する風潮を是正する事も意図されています。
正しい知識を身に付けて安全は職場環境を確立する事こそ、これからの職人に求められる技量です。